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中国人民銀行、外貨準備高の減少理由を説明
2015年 9月 9日15:40 / 提供:中国国際放送局

 中国人民銀行のスポークスマンは8日、「中国の8月の外貨準備高が939億ドル(約11兆3000億円)減少した理由はいくつかの要素が総合的に引き起こした結果だ」と説明しました。

 中国人民銀行が7日に発表したデータによりますと、8月末までの中国の外貨準備高は3兆5600億ドル(約428兆円)で、7月と比べ大幅に減少したということです。

 中国人民銀行は「外貨準備高の変化をもたらす要素は多い。為替市場での操作や、外貨準備投資資産の価格の変動にも関わっている。一方、ドルは外貨準備高の計算貨幣として、その他の外貨との為替の変化も外貨準備規模の変化を引き起こす可能性がある」としています。また、「中長期では中国経済は急速に成長していくだろう。当座預金口座は黒字を保っていくとみられ、対外直接投資や外資導入が持続的に増加していくと見込んでいる。中国の外貨準備高が十分であり、人民元の為替メカニズムの健全化及び人民元の国際化の推進に伴い、今後、外貨準備高の増減があることもまた、正常である」と指摘しました。

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